『良いか悪いかは別として(笑) 』―今年聴いた音楽(その4)

これも、今年良く聴いた。

ニューロティカ『良いか悪いかは別として(笑) 』

良いか悪いかは別として(笑)

八王子にある駄菓子屋「藤屋」の若旦那あっちゃん(イノウエアツシ)率いるニューロティカ結成33周年記念アルバム。
収録時間33分、それも最後に効果音を長々入れて時間を調整した結果である。価格は税込2967円で、3000円払うとお釣りが33円戻って来る。その上、「バンド33 歳の誕生日会」という意味不明のDVD(しかもCDより収録時間が長い)まで付いている。
かように33にこだわっているけれども、そもそも33周年なんて、ほとんど意味がない。少なくとも25周年以降、毎年**周年記念と言っているようだし…。
収録曲の中には「シングルバージョン」というのが3曲も入っているのだが、いや、シングル出してないだろう!
薄くなった髪が復活したのを機にパーマをあてようと思った気持ちを歌った「パーマネントをあてるんだ」が秀逸。

なお、発売後間もなく「決定版」というのが発売されて、ボーナス・トラックが8曲も入ってしかも安くなっているんだけど、まぁ、良いだろう、こっちで。
[ 2017/11/12 00:00 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

『サイダー』―今年聴いた音楽(その3)

その1、その2に続いてマイナーついで。

ことさらにインディーズのバンドを探して聴いているわけでは全くないのだけれども、割に最近たまたま知って気に入ったもの。

純情マゼラン『サイダー』

サイダー

(サイダー/肺からラブ/恋はサイケデリック)

彼らはこれを1stEPと称しているようなのだが、「EP」というのは規格名だから、それは違うだろう、と思ってちょっと調べてみたところ…。
ずっとレコードのシングル盤のことを「EP」と言うのだと思っていたのだが、それが誤解で、シングル盤とEP盤は全然別のものだということを初めて知った。
ありがとう、純情マゼラン!

でも、これが「EP」じゃないことには変わりないけど。
[ 2017/11/11 23:45 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

"Trouble No More"―今年聴いた音楽(番外篇)

僕にとってディランは神様なので、存在することに意義がある。だから、日頃からそれほど聴いているわけではない。それで、「番外篇」。

毎年のように発売されるブートレッグ・シリーズも、どうしても聴きたくて仕方ないようなものではかならずしもないのだけれども、ディランが生きている間は玉串料を奉納するつもりでいる。
それで、今年下付された御神宝。

BOB DYLAN "Trouble No More: The Bootleg Series Vol.13 / 1979-1981"
 ~ボブ・ディラン 『トラブル・ノー・モア(ブートレッグ・シリーズ第13集)』


Trouble No More

当時評判が芳しくなかったものの、後になって少し評価されるようになったゴスペル時代のライブなど。
まぁ、こんなものなら、いくらでも出て来るとは思うのだが…。

『杉並にて』―今年聴いた音楽(その2)

今年後半に限って言えば、これを一番聴いたのは間違いないと思う。

工藤ちゃん『杉並にて』

杉並にて

(ハロー/やめない/君のいる町/天気がいい日は)

到底売れているとは言えないし、格別に歌や演奏がうまいわけでもないのだけれども、不思議な雰囲気を醸し出していて心地良い。
強いて難を言えば、短かすぎて(シングルだから)物足りない気持ちが残ることか。
[ 2017/11/07 00:12 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

『ごみ』―今年聴いた音楽(その1)

「音楽・映像」と銘打ったカテゴリが、ほとんど訃報とか受賞(章)とかのニュースのカテゴリになりつつあるので、本来的なものを上げようと思う。

ふと気づいたら時期も時期なので、今年良く聴いた音楽。
とは言っても、一月や二月のことなんてほとんど覚えていないので、「今年聴いた」という認定の確かさもかなり怪しいのだけれども、年間を通じて一番聴いたのが、以前も取り上げたことのあるこれだろうということは、間違いないだろうと思う。

ぼくたちのいるところ。『ごみ』

ごみ

今年発売されたぼくいる。のアルバムは『ぼくいる。』なのだけれども、この『ごみ』は通勤中に聴くのに絶妙の長さなので、こちらの方が聴く機会が多かった。

今年はダメ子さんがテレビ出演したり、そこそこの大きさの箱でバンドのワンマン・ライブを行ったり…、で、まだまだ知名度が高いとは言えないものの、多少は売れて来たようだ。
売れないバンドがメジャーになったりすると、古いファンが「昔の方が良かった」なんて言うことが往々にしてあるけれども、僕はそういう感覚を持ち合わせないので、もっと売れれば良いな、と素直に思う。

松本隆

松本隆さんが紫綬褒章を受章「人生が尽きるまで歌を作り続けたい」

 政府は2017年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は775人(うち女性163人)と22団体で、3日に発令される。学問や芸術などで功績を残した人に贈られる紫綬褒章に作詞家の松本隆さん(68)、脚本家の三谷幸喜さん(56)、将棋棋士の森内俊之九段(47)、夫婦漫才コンビの宮川大助(68)・花子(63)らが受章した。

 松本さんは1970年代から日本語のロックを提唱し、数々のヒット曲を世に送り出してきた。

 「ルビーの指環」(寺尾聰)、「赤いスイートピー」(松田聖子)など約400組に2100曲以上の歌詞を提供し、シングル総売り上げ数は約5000万枚を誇る。このほど記者会見し、「人生の晩秋にこのような輝かしい光をあてていただきまして、深く感謝します」と笑顔を見せた。(スポーツ報知)


僕はいわゆる「聖子ちゃん世代」に該当する年代(オッサンをそう呼んで良いのかは判らないが)なのだけれども、松田聖子には別段思い入れがないので、後追いで聴いたはっぴいえんど周辺のものの方が馴染み深い。
ただ、「松本隆」をキー・ワードにアルバムを1枚選ぶとなると、やはりこれかな、と思う。

と、いうわけで、今日のBGM…にしよう。

太田裕美『心が風邪をひいた日』

心が風邪をひいた日

これに収められている「木綿のハンカチーフ」は、シングルとは違う、イントロにストリングスの入っていないややシンプルなヴァージョン。これが、良い。
[ 2017/11/02 09:25 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

遠藤賢司

今朝見た訃報。

遠藤賢司さん死去 歌手、「カレーライス」

 「エンケン」の愛称で知られるシンガー・ソングライター、遠藤賢司(えんどう・けんじ)さんが25日、死去した。70歳。葬儀・告別式は近親者で営む。来年「音楽葬」を開く予定。

 茨城県出身。大学時代にボブ・ディランに傾倒し、歌とギターを学び、音楽の世界へ。昭和44年「ほんとだよ/猫が眠ってる」でレコードデビューし、47年「カレーライス」などのヒット曲を生んだ。(産経新聞)


特段の思い入れは、ないのだけれども…。
[ 2017/10/26 08:51 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

TOM PETTY

トム・ペティさん死去 米ロックシンガー、66歳

 トム・ペティさん(米ロックシンガー)は、AP通信などによると、2日、カリフォルニア州の自宅で心停止となり、搬送先のロサンゼルスの病院で死去、66歳。

 フロリダ州ゲインズビル出身。76年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとしてデビュー。70~80年代に「アメリカン・ガール」「破壊」「サザン・アクセンツ」などのアルバムを発表し、人気を博した。86年にはボブ・ディラン氏のバックバンドとして来日。02年にロックの殿堂入りを果たした。(朝日新聞DIGITAL)


少し前のニュース。
「人気を博した」と言っても、日本での人気はいま一つだったように思う。レコード会社が「南部のブルース・スプリングスティーン」なんていう不可解なキャッチ・コピーで売ろうとしていた時期もあったけれども、さほど成功したようにも見えなかった。
そんなこともあってか、来日したことはほとんどなかったのだが、1986年のディランの日本武道館での公演に行ったので、たまたまだけれども、その時にペティも見た。

訃報に接して、「一人トム・ペティ視聴週間」でもやろうかと思ったのだけれども、意外にPCに取り込んだものがなかったのでずるずると延びていた。やっと少し時間ができたので、WALKMANに入れて聴いている。
もっとも、それほどたくさんアルバムを持っているわけでもないし、持っているものだけでもすべて聴き通す気力も覚束ない。
それで、僕の中でこれぞというものをセレクトして聴くことにした。

"Tom Petty & The Heartbreakers" ~『アメリカン・ガール』~

TomPetty&TheHeartbreakers

Tom Petty & The Heartbreakers のファースト・アルバム。
定番曲 Breakdown~ブレイクダウン~や、ロジャー・マッギンが取り上げた American Girl ~アメリカン・ガール~を収める。

”Damn the Torpedoes" ~『破壊』~

DamntheTorpedoes

ヒット曲 Refugee~逃亡者~を収める代表作。

"Southern Accents" ~『サザン・アクセンツ』~

PuckUpthePlantation

名曲 Southern Accents を収める。

"Pack Up The Plantation (Live)" ~『パック・アップ・ザ・プランテーションーライヴ”』~

PuckUpthePlantation

たぶん僕が最初に買ったのはこれだったと思う。
ライヴ盤だから、定番曲が目白押し。聴きたいと思う曲(=知っている曲)があらかた入っていた。やはりライヴの Breakdown は良い。

"Let Me Up (I've Had Enough)" ~『レット・ミー・アップ』~

LetMeUp

取り上げたものの中では一番何てことのないアルバム。
それでもあえて取り上げたのは、一曲目の Jammin' Me~ジャミン・ミー~がディランとの共作だから。

どうも、国内盤は廃盤になっているものが多いようだ。残念。
[ 2017/10/14 15:06 ] 音楽・映像 洋楽 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

ノーベル文学賞2016(その19)

さすがにこれで最後だろう。

ディラン氏「文学とは違う」 ノーベル賞受賞ネット講演

 2016年のノーベル文学賞を受賞した米国人ミュージシャン、ボブ・ディランさん(76)が5日、受賞者に課せられた「業績にまつわる講演」を動画投稿サイト「ユーチューブ」などネット上に発表した。
 4日に米ロサンゼルスで録音されたものだという。27分余りで動画はない。
……
「私たちの歌は、生ける者の世界に生きている。文学とは違う。読まれるのではなく、歌われるべきだ」と述べ、「コンサートでもレコードでも、歌詞を、意図されたそのままに聴く機会を持ってほしい」と語った。(朝日新聞DIGITAL)


どこまでかっこ良いんだか。

ノーベル文学賞2016(その18)

JASRAC会見「京大HP歌詞は引用。請求しない」…16年度徴収額1118億円

京都大学がHP上でボブ・ディランさんの「風に吹かれて」の一節をとりあげたことについて、「JASRAC」(日本音楽著作権協会)の浅石道夫理事長は5月24日、「JASRACは引用として判断している。(著作権使用料を)請求はしない」と明言した。発言は定例記者会見でのもの。

京都大学の山極寿一総長は、4月の入学式の式辞で「風に吹かれて」の一節を紹介。この式辞が大学HPに掲載されたことで、JASRAC側が問い合わせをしていた。

浅石理事長は、JASRACが使用料を請求したという一部報道を完全否定。歌詞の利用目的の確認は、新聞などに対しても行なっている「日常業務」で、困惑していることを強調した。

JASRAC広報によると、今回の件では、外部から京大HPでの歌詞利用について「問題ないのか」という連絡があったという。JASRACでは歌詞付き楽譜のダウンロード販売などについて使用料を徴収しており、公平性や公衆送信権(読者に対し、コピペ、拡散を推奨するものなのかどうか)の観点から、京都大学に掲載目的の確認を行なったそうだ。(弁護士ドットコム)


著作権を管理するのがJASRACの業務なわけだから、使用料を徴収すべきかどうかを確認すること自体、当たり前のことではあるのだけれども、昨今何かと物議を醸し出しているさ中だけに、事実誤認を含めた批判的意見が渦巻いたことは、致し方ないところもあるのかもしれない。

なお、意見なしに事実だけ述べておく。
式辞で引用されている歌詞は10行。ただしその内2行は3回リフレインされる箇所だから実質14行。
ちなみに、Blowin' in the Wind はそんなに長い歌ではなく、歌詞は全部で24行しかない。